漢方の生薬、薬膳料理の食材として中国で珍重されてきましたが、もともとは皇帝にも愛されたと言うだけあって、貴重かつ高価な商品として取引され、庶民には手の届きづらいものだったようです。しかし、その薬効から中国や原産地であるチベット周辺の地域にも広がり、日本でも現在の健康ブームに乗ってあらゆる層からの需要が高まっています。
さて、数ある健康食品の中でも高い人気を誇る理由は、これまでのページでもお伝えしてきた通りなのですが、皆さんは健康食品と聞いて、どんなものが頭に浮かびますか?アガリクス、クロレラ、深海鮫・・・ドラッグストアの健康食品コーナーを見ても、結構な種類のものが並んでいます。
でも、正直、実際購入を考えるとなると、どれが良くてどれがダメなのか、解らなくなってしまいます。インターネットで情報を集めようとしても、それぞれのメーカーや販売元は、自社の製品が一番!と謳っていますし、成分表などを見たところで、素人目には判断がつきにくいもの。散々悩んだ挙句、お手頃価格の・・・と安価なものを選んでしまい、結局効果が見られなかったと落胆することもしばしばです。
もちろん、消費者にとっては価格は重要。第一、継続して飲むからには余りに高級なものだと続かないし、かといって安くて効果がないものを選ぶわけにもいきません。どちらにせよ、身体に吸収されるものです。安易な考えで選んでしまっては、せっかくの健康食品の意味がありません。
本当に自分に合っているのか?
価格は妥当であるか?
巧妙な宣伝文句にだまされていないか?
よく考えて、本当に自分に合ったものを選びたいものです。
冬虫夏草に限って言えば、国産と輸入品(原産のもの)それぞれ、メリットはあると思います。ただ、「本物」であることが前提です。というのも、残念なことですが輸入物には悪質な粗悪品や偽物の流通が後を絶ちません。本来は中国の奥地やチベットに生息する「コウモリガ」の幼虫に寄生したものが珍重され、中国の皇帝や王侯貴族たちはこぞってこの種のものを求めたと言われています。
しかし時代を経るに従って需要が高くなった分その希少価値が上がり、原産のものがどんどん値上がりして遂には1キロ数百万円という商品まで出回りました。そして、その高騰に乗じて、悪質な詐欺や偽物が市場に出回り始めたのです。
こういう背景もあって、輸入品の安全性を懸念する声も上がっています。近年では菌糸培養技術の向上によって安定した供給が可能となりましたが、一般の食材などと同様、国産志向の方も増えてきているようです。国産品のメリットはと言えば、製造元、販売元が明確であること、製造過程においての安全性が高い、輸入コストがかからないため価格も手頃、という点が挙げられると思います。
特に、研究の結果、従来のコウモリガの冬虫夏草に対し、ある種の蟻に寄生させたものに効果に定評があり、衛生面、薬効面も併せて人気を高めつつあるようです。
どちらを選ぶかはもちろん皆さん次第です。ちなみに私の場合は最初にすすめられたものが国産のメーカー品でしたので、他も調べた結果それに決定しました。その商品については後のページで比較検証してみたいと思います。